【 episode 20 左右反転が和らぐ 】
小学4年生の男子、お手本を見て動作をすると
右手を上げているつもりが左手になってしまいます。
お手本を鏡のように反転させると、
今度は逆になってしまいます。
少しディスレクシア(難読障がい)的な状況もあるようでした。
ある日、お手本をいろんな角度から見て真似をする
という稽古をしました。
前、横、後ろ、斜めいろんな角度から観察して、
真似します。
できていたら、できていると伝えます。
できていなかったら、できていないと事実を伝えます。
見て、身体を使うという事を
何度も何度も繰り返すうちに、
だんだんと技で左右の反転が起きなくなって来ました。
後々、わかったことですが、小学5年生になる頃には
難読障がい的な状況も解消されていたようでした。