悪の組織・陰謀論

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10月28日は、なぜ陰謀論に秘密結社と言われる団体が、陰謀論の主役になるのか？
という疑問から調べた、「陰謀論に引き込まれやすい人々に対する研究」の話題から、
お話が始まりました。

とても興味深いのは、インターネット上や学会発表などで、
陰謀論そのもの、陰謀論に入り込みやすい人、陰謀論の社会学的、歴史的研究が多く見られるようになったのは、日本なら３１１前後からこちらです。

ニュースサイトや、ちょっと真面目なビジネス専門誌のホームページなどにも出ていました。
多くの論調は、「陰謀論やそれに加担する人たちは、問題を単純化し、深く考えない」というものです。

さて、ここで問題、陰謀は無いのか？
いえ、あります。
しかし、テレビっぽい「悪の組織があって、世界を操作してる」のようなものではないと思います。

企業戦略、国家戦略、組織戦略、さまざまな思惑があって、さまざまな宗教を含む文化もあって、
そこにさまざまな形で「今だけ、金だけ、自分だけ」という欲が絡んで、
様相を複雑にしています。

それぞれが有機的、生き物的と言えるような絡み方をしているので、
私たちには「巨大な悪の組織」があるように見えてしまう。
絡み合い方が複雑すぎて、私たちの想像を超えてしまうのです。

それをできるだけ、「自分の理解の範囲」に引き寄せて理解しようとすると、
過剰な単純化が起きてしまって
「何々ガー！」となります
この　“何々” のところに、有名人の名前や、よく知られた組織の名前を入れると納得できます。

今の世の中の流れを見ていると多分、
もっと世の中は混迷を深めていくんじゃないかと思います。

そうした世の中を生きるのには、
世の中には自分の理解できないもの、想像を超えたものがある
と了解しておくことが必要なんだと思います。

そうでなければ、これからの時代もっともっと迷って
あれも低級な陰謀論、これも低級な陰謀論に見えてきて
騙されないぞ！　と
結果的に変な広報、宣伝に、それこそケムに巻かれて、
本来ならいらない検査やら何やらをを受けて、
寿命を縮めかねないと思います。

そんなことにならないように
ちゃんと世界を俯瞰する、メタ認知する能力を
磨きたいものだと思います。

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